立地企業・施設
三晶株式会社 中央研究所
三晶は、水溶性天然高分子材の専門商社として1955年に設立され、高分子添加剤の分野において確固たる地位を築いてきました。さらに周辺分野へも積極的に進出し、その取扱商品は各種機能資材の分野にも及んでいます。
商品とともに技術サービスを提供することを経営の根幹に置き、国内外の仕入れ先メーカーに成り代わって、商品に直結する技術情報をお得意様に提供するため、三晶独自に品質試験、応用技術の研究開発を行っています。
事業内容 | 食品用添加物、工業用薬品、製紙用添加剤、機能紙、窓用フィルム等の輸出入ならびに国内販売および研究開発 |
資本金 | 9,660万円 |
設立(創業) | 1955年 |
代表者 | 植田三郎 |
事業所 | 本社)大阪市中央区城見2-1-61ツイン21MIDタワー23F |
住所 | 大阪府枚方市津田山手2丁目21番1号 |
TEL | 072-808-0070 |
URL | http://www.sansho.co.jp/ |
代表的な製品・技術
水溶性高分子材料からプラスチックネット・不織布素材まで
中央研究所では、主にハイドロコロイドを中心としたポリマーを使ったレオロジーコントロール技術を扱う部門、 機能性繊維、不織布、機能紙等の研究開発を行う部門、機能性を持つガラスフィルムを扱う部門に分かれて活動をしております。レオロジーコントロール技術を扱う部門については、食品用途、化粧品や家庭用品等の工業用途、製紙用途を研究開発する3つの部門に分かれております。
各部門では、商品の品質管理業務はもとより、基礎的研究、新規用途開発を行っています。時には研究者自身がお客様の声を直接お聞きし、より的確なサポートができるよう心がけております。
食品部門
加工食品の品質、味、組織、安定性など、商品価値を決定づける副原料「天然の増粘多糖類」について研究開発を行っています。海外の有力メーカーから輸入した天然系増粘多糖類の品質特性を究明し、最終製品の製造に最適な加工技術・応用ノウハウを開発しています。研究対象は一般食品のみならず、嚥下食や病院食等にも及んでいます。
ファインケミカル部門
家庭用品、化粧品、医薬品、農薬、肥料、塗料、土木・建築等、幅広い用途に於いて増粘、ゲル化、懸濁安定等の効果を持つ「天然系水溶性高分子」について研究開発を行っています。お客様のご要望により、例えば、強酸・強アルカリ、高温等の過酷な条件下で使用される場合のデータ採取、異常発生時の原因分析と対策案提供等の技術サポートにも多くの実績があります。
製紙部門
グァーガム誘導体、加工デンプン、合成ポリマーなどの製紙用薬品の研究開発を行っています。紙力、地合、印刷適性等の品質を向上させるものから、歩留り向上や濾水性向上による生産コストの軽減につながるものまで製紙に関わる応用研究に携わり、さらに顧客ニーズに沿った付加価値の高い製品やシステムの開発にも取り組んでいます。
産業資材部門
様々な産業で必要とされる機能紙、不織布などのシート製品に関連する研究開発、原材料となる機能性繊維の開発にも携わっています。特に研究所の設立当初から原料繊維を含め機能紙の研究、応用を推進し、世界初の合成繊維紙を産学一体となって誕生させています。また、フィルター、医療素材等に使われるプラスチックネットに関する研究開発を行い、フィルター分野の一助を担っています。
フィルム部門
窓ガラスの飛散防止、遮熱、紫外線カットなどに効果を発揮するフィルム製品について、輸入製品とともに自社製品開発のための飛散防止性能や遮熱性・波長カット特性などの性能テストを行っています。また、より付加価値の高いフィルムの開発を目指し、フィルム素材や粘着剤の研究も行っています。
→ 詳しくは当社ホームページ(http://www.sansho.co.jp)をご覧下さい。